掲載号:2019/10/01   特集記事, 市政だより記事

福岡市美術館 FUKUOKA ART MUSEUM   2019/10/01

お問い合わせの際は、過去の記事もございますので、掲載時期をご確認ください。

福岡市美術館
FUKUOKA ART MUSEUM

市美術館 開館40周年

市美術館は、1979年11月の開館以来、重要文化財を含む茶道具や仏教美術から現代美術作品まで、幅広いコレクションを収集・保存してきました。その作品は、九州出身の近代洋画家や、ミロ、ダリ、ウォーホルなど20世紀を代表する作家の世界的な名品を含む約1万6千点に及びます。
今回、開館40周年を記念し、さまざまな展覧会やイベントを開催します。

企画展 仙崖-小西コレクション

【日時 】2019年10月1日(火)~12月1日(日)
仙崖義梵(せんがいぎぼん)(1750~1837)は、日本最初の禅寺である聖福寺(福岡市博多区御供所町)の住職を務めました。親しみやすい画風で人気を集めた「博多の仙崖さん」の作品は、地元の文化人や実業家がこぞって収集しました。
そのうち、実業家・小西友次郎氏が収集したコレクションが、2016年度に子息の昭一氏から当美術館に寄贈されました。今回は55点全てを展示します。「小西コレクション」の最大の特徴は、画業の初期に描かれた真面目なスタイルの禅画から晩年のゆるくてかわいい動物たちまで、その画風の幅広さにあります。茶器や文房具など仙崖の愛用品も収集され、仙崖の全てを知りたいと願ったコレクターの思いが伝わってきます。
また、10月12日(土)、11月17日(日)、24日(日)いずれも午後3時~4時に、担当学芸員によるギャラリートークも行います。

すす玉名人図の写真
〈関連イベント〉

●つきなみ講座特別編「小西コレクションとその魅力」

【日時】 2019年10月19日(土)午後3時~4時半(受け付けは30分前から)

【料金 】無料(要観覧券)

【定員 】54人(先着)

【申し込み 】不要
学芸員がコレクションの魅力を語ります。講座後に学芸員と一緒に作品を鑑賞します。

●筑前琵琶演奏会

【日時】 2019年10月26日(土)午後5時~6時半(受け付けは30分前から)

【料金】 無料

【定員】 180人(先着)

【申し込み】 不要
筑前琵琶は明治時代に福岡で生まれ、人々に愛されました。展覧会にちなみ、仙崖の生涯をモチーフにした楽曲「仙崖義梵」を中心に尾方蝶嘉氏が演奏します。 音と語りで掘り下げる「人間・仙崖」の魅力と筑前琵琶の世界を楽しめます。

特別展ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち

展覧会ポスターの写真

【日時】 2019年10月1日(火)~11月24日(日)
フランス象徴主義を代表するギュスターヴ・モローの描く女性像に焦点を当てた展覧会です。

企画展 梅田哲也 うたの起源

【日時 】2019年11月2日(土)~来年1月13日(月・祝)
美術、音楽、舞台芸術の分野を越えて、国内外で活躍する梅田哲也の美術館初個展。建築空間や設備、日用品や人々の動作などを取り入れ、光、音、動きが交錯するインスタレーション(空間芸術)の展示やパフォーマンスを行います。
11月30日(土)午後2時から、40周年記念シンポジウムを開催します。申し込み方法など詳しくはホームページ(「福岡市美術館」で検索)でご確認ください。

「こぶうしくん」が教える、アートを楽しむ「こつ」

こぶうしくんの写真

こぶうしくんは、約4千年前に人々に恵みをもたらすようにと祈りを込めて作られたとされる「コブ牛」の土偶がモチーフ

アートは難しい?そんなことはないよ。最初は「かわいいな」とか「なんか好きだな」と感じるだけでも大丈夫。
好きだと思ったら、今度はどんな意味があるのか調べてみて。意味が分かればもっとアートが面白くなるよ。例えば下の作品は、教えや人生などさまざまなことが「円」の中に納まっていて、いろいろあるけれど実は大差ないってことを表しているんだ。

円相図の写真

「仙崖さん」の絵の変遷

仙崖さんは、美濃(岐阜県)の出身で39歳の時に住職として博多に招かれて以来、生涯この地で過ごしました。本格的に絵を描き始めたのは40代以降とみられ、時期が明記されている作品で一番古いものが48歳で描いた左の「香厳撃竹図」です。親しみやすい画風で知られる仙崖さんですが、この作品は、絵が緻密で解説もしっかり書かれています。

香厳撃竹図の写真
どうしたらさまざまな人たちに禅の教えが分かりやすく伝えられるのか。自問自答の末に、仙崖さんの画風は徐々に変化していきます。62歳で住職を引退して寺を離れてからは、風景や日常生活など、より親しみやすいモチーフを描くようになり、よりやわらかく、やさしく、シンプルな作風になっていきます。

動物の絵は庶民から人気が高かったようで、「干支(えと)にちなんだ動物を描いて」とねだられたのかもしれません。晩年の作品は動物たちが表情豊かに描かれ、見ているだけで楽しくなってきます。旅行先の風景も多く描かれ「こんな所へ行って来たよ」と今でいうインスタグラムのように、友人に見せていたようです。

猪図の写真の写真

学芸員 宮田太樹の写真

 

【場所・問い合わせ】 市美術館(福岡市中央区大濠公園)

電話 092-714-6051

FAX 092-714-6071

【料金】 ▽企画展・コレクション展共通=一般200円、高大生150円、中学生以下と市内に住む65歳以上は無料▽モロー展=一般1,500円、65歳以上1,300円、高大生800円、小中生500円 ※モロー展の半券で、企画展・コレクション展を鑑賞できます。

【開館時間】 午前9時半~午後5時半※10月の金・土曜日は午後8時まで。入館は閉館の30分前まで。

【休館日 】月曜日(祝休日の場合は翌平日)

 

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