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掲載号:2020/01/01   特集記事, 市政だより記事

新春対談 福岡から世界へ 2020/01/01

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新春対談 福岡から世界へ

あけましておめでとうございます。今年は東京2020オリンピック・パラリンピックの年。新春を迎え、高島宗一郎市長が福岡を練習拠点としているアスリートに今年の目標を聞きました。

市長 × 米倉英信さん 体操(種目別 跳馬)
「一瞬」と「ダイナミック」
それが跳馬の魅力

市長 今日は地元福岡の大学で体操に取り組む米倉さんに跳馬の演技を生まれて初めて生で見せてもらいました。ありがとうございます。あっという間に終わって何が何だかという感じでした。本当に一瞬なんですね。

跳馬の演技の写真
米倉 床、鉄棒など、他の種目の競技時間は1分くらいですが、跳馬は10秒くらい。勝負は一瞬です。しかも体操種目の中で一番ダイナミック。それが跳馬の魅力だと思っています。

市長 演技時間が短いと、技を修正するのも一瞬ですよね。自分が今空中でどうなっているか、常に把握しているのですか。

米倉 空中感覚はいい方です。助走して踏み切り板で勢いを付け、跳馬に向かい回転していくのですが、飛び出しが早過ぎたり、遅過ぎたりしたときは空中に飛んだ瞬間に分かります。

市長 それはどのようにして分かるようになったんですか。

米倉 日々の練習の積み重ねですね。小さい頃から繰り返し続けてきたからこそ、身に付いたのだと思います。

市長 地道な努力の成果なのですね。今は跳馬で世界を目指されていますが、最初から跳馬が得意だったのですか。

米倉 技ができるようになって、結果が出るようになった高校時代からです。体操は5歳から始めて中学までは福岡で過ごし、高校は武者修行も兼ねて岡山にある体操の強豪校へ進学しました。強い選手がたくさんいたので、いい刺激を受けましたね。負けたくないという思いも、そこで一層強くなりました。

「ヨネクラ」が技の名前になる喜び

米倉英信の写真
市長 米倉さんと言えば、新しい技に「ヨネクラ」という名前が付きました。新技は、国際大会で成功しなければその人の名前が付かないと聞きました。自分の名前が技の名前になるってどんな気持ちですか。

髙島市長の写真
米倉 とにかくうれしかったです。まず最初に父に報告したのですが、自分のことのように喜んでくれました。父も体操選手だっただけに、これがどんなにすごいことかを実感してくれたのだと思います。今後、他の選手がこの技を披露しても「ヨネクラ」と呼ばれます。ずっと名前が残るのは光栄です。

市長 「ヨネクラ」はどのようにして生まれたのですか。

米倉 この技は高校生の時から空中感覚をつかむための練習として行っていました。他にも練習で成功している選手はいたのですが、国際大会ではまだ誰も成功していなかったので、いけるんじゃないかと。技が決まってよかったです。

市長 「ヨネクラ」が新技に認められてから、何か変わりましたか。

米倉 メディアに取り上げられるようになって、道を歩いていても声を掛けられることが増えました。注目してもらっているんだなと感じます。

これからの活躍を期待し、堅い握手の写真

世界の舞台で「ヨネクラ」を

市長 新しい技も出来ました。これからの目標を教えてください。

米倉 まずは、オリンピックの出場権を得ることが、現在の最大の目標です。その先には金メダルしか考えられません。2020年2月、2020年3月の世界大会が勝負です。2020年1月中に就職先のクラブで練習を始めます。住み慣れた福岡を離れるのは少し寂しいですが、新しい環境でより高いレベルを目指します。量より質を意識しながら疲労をためないように練習し、万全の体制で大会を迎えたいです。出場権を獲得できるよう最善を尽くします。

市長 福岡からオリンピックメダリストが出ることを心から願っています。これからの活躍に注目しながら、いい報告を待っています。「ヨネクラ」をぜひ決めてください。

オリンピックを目指しての写真

プロフィール

米倉英信の写真
米倉英信さん(22)
福岡市生まれ。元体操選手の父親の影響で、5歳から体操を始める。市内の中学校を卒業後、関西高等学校(岡山県)を経て、2016年福岡大学に進学、現在4年生。2018年全日本体操競技種目別選手権大会の跳馬で、他の強豪選手らを抑えて優勝。初の日本代表入りを果たす。2019年2020年2月にオーストラリアで開催されたFIG体操ワールドカップで世界最高難度の新技を披露。2020年4月に国際体操連盟より「ヨネクラ」と命名される。

新春対談
市長 × 道下美里さん 女子マラソン(視覚障がい)
大濠公園は私のパワースポット

市長 × 道下美里の写真
市長 道下さんは2014年の第1回大会から6年連続で福岡マラソンに参加されています。毎年走っていただいてありがとうございます。2019年の大会は、今までで一番記録が良かったようですね。

道下 はい。今大会の目標は、沿道の皆さんの声掛けに応えながら3時間10分を切ることでした。声を出しながら走ったおかげで心肺機能も鍛えられました(笑)。何より楽しかったです。

市長 ずっと大濠公園を練習の拠点とされていますが、環境や雰囲気はいかがですか。

2018年の福岡マラソンの写真
道下 ランナーが走りやすいように舗装されていたり、人と人が接触しないように片側通行が徹底されていたりするので気持ちよく練習できます。利用者の皆さんのマナーも善く、同じ時間に会う人も多く知り合いも増えました。週5日大濠公園で走っていますが、たくさんの人たちが名前を呼んでくれるんです。行く度に元気をもらっています。

市長 名前を覚えてくれて声を掛けてもらえると励みになりますね。「ユニバーサル都市・福岡」を目指している本市にとって、障がいの有無にかかわらず、みんなが互いに思いやる気持ちや、元気を分かち合える雰囲気が生まれていることをとてもうれしく思います。

伴走者とともに走る喜び

市長 道下さんが走るときに欠かせない存在となるのが伴走者だと思うのですが、伴走者ってどのような仕事をするのでしょうか。

髙島市長の写真
道下 レースの時に選手が指示する前に動いてストレスなく走らせることが、伴走者の役割です。ペースメークを行いながら、路面の状態や、曲がる方向、給水位置などを知らせ、その都度判断しながら導いてくれます。あと、沿道の様子を伝えてくれます。「応援の人がたくさんいるよ」「頑張れって旗を振ってくれているよ」と、私が見えない分、イメージが浮かぶように臨場感のある伝え方をしてくれます。私はそれらの情報で走ることができるんです。

道下美里の写真
また、レース前には必ずこの地点に来たら何が見えるかを教えてもらっています。たとえば2019年のロンドンマラソンの時には、ビッグベンが見えてきたらギアチェンジをしようと決めていたんですよ。
伴走者は、友だちでもないし、家族でもないけれど、自分のことを自分以上に知ってくれている存在です。主人よりも一緒にいる時間が長いかも(笑)。かけがえのない存在です。

市長 大切なパートナーなんですね。コミュニケーションを常に取っていかないと競技にも影響してしまうでしょう。気を付けている点はありますか。

道下 感じたことはすぐに伝えるようにしています。「こんな言葉を掛けてもらってうれしかった」「元気になった」とか。私が元気になれる言葉を覚えてもらうことで、疲れてきたときや苦しいときにハッパを掛けてもらっています。

金メダルランナーとして福岡に戻ってきたい

練習場所の大濠公園を背景にの写真
市長 前回のパラリンピックのリオ大会では銀メダルでした。パラリンピックに出場されてから、何か変わったことはありましたか。

道下 今までは会うことも考えられなかったような、世界で活躍する人たちと接する機会が増えました。いろいろな話を聞いて勉強でき、さまざまなことを吸収できたと思います。そのおかげで、リオ以降一番身に付いたのは、レース中の自分を冷静に客観的に見る力です。レース中、こんなに苦しいのは呼吸が乱れているからだとか、腕がきちんと振れていないからつらいんだとか、その原因に気付くことができるようになりました。また新たにヨガを取り入れて、日常的に呼吸を意識するようになりました。

市長 道下さんに会う度にパワーアップしていると肌で感じます。次の舞台は東京です。意気込みを聞かせてください。

道下 目標はもちろん金メダルです。後半の上り坂が勝負どころ。きつくなった後、どう走るかが課題です。マラソンは沿道はもちろん、皆さんからの声援が本当に大きな力になる競技です。私もたくさん勇気と力をもらっています。ぜひ応援をよろしくお願いします。

市長 2020年、福岡のアスリートが世界の舞台で活躍する姿を想像するとワクワクします。みんなで応援して盛り上げていきましょう。

プロフィール

道下美里の写真
道下美里さん(43)
山口県下関市生まれ。太宰府市在住。三井住友海上火災保険、大濠公園ブラインドランナーズクラブに所属。中学2年の時に右目の視力を失い、25歳の時に左目もほぼ見えない状態に。2004年盲学校在籍中に陸上競技と出会い、同年全国障がい者スポーツ大会60m走、800m走いずれも大会記録で優勝。2016年リオデジャネイロパラリンピック銀メダル(3時間6分52秒)。2019年ロンドンマラソン兼ワールドパラアスレチックスマラソン世界選手権では3時間6分18秒を記録し、現在3連覇中。

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