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掲載号:2020/03/01   特集記事, 市政だより記事

キーワードは「循環」 私たちの暮らしと水 2020/03/01

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キーワードは「循環」
私たちの暮らしと水

今では水道の「じゃ口」をひねればきれいな水道水が出てくることは当たり前となりました。水は、どうやって私たちのところまで届くのでしょうか。

きれいな水道水がじゃ口に届くまで
ためる
森に降った雨は森林やダムに蓄えられます。
森林に蓄えられた水は、ろ過されながらゆっくりと川やダムに流れ込みます。
ダムは、洪水による被害を防ぐための「治水ダム」、水道用水、工業用水、農業用水などに利用するための「利水ダム」、治水と利水の二つの役割を兼ね備えた「多目的ダム」の大きく3種類に分けられます。
ダムにためられた水は水道局で水質や水温を定期的に調べたり、木や落ち葉などを掃除したりしています。

木や落ち葉などを掃除の写真
つくる・くばる
水はダムや川から取水され、浄水場へ送られます。
浄水場はごみを取り除き、ろ過後、塩素で消毒をして、水をきれいにする施設です。浄水場でつくられた安心して飲める水道水は、配水管を通して各家庭に送られます。
●安全でおいしい水道水プロジェクト
福岡市民の皆さんに、より満足して水道水を使用してもらえるよう、福岡市はさまざまな取り組みを行っています。
おいしい水をつくるために、植樹や間伐など、水源となる森林を整備しています。また、におい、味、安全性などについては、国の基準より厳しい水質管理を行っています。
おいしい水道水をそのままじゃ口まで届けるために、古くなった配水管を計画的に取り換えたりしています。

水源林の保全活動の写真

汚れた水をきれいにして海に戻すまで
あつめる
家庭や事務所などから出された「汚水」は、汚水管や汚水中継ポンプ場を経て水処理センターに集められます。また道路や宅地に降った「雨水」は、道路側溝や雨水管、雨水排水ポンプ場を経て、川や海へ流されます。
「汚水」と「雨水」をまとめて「下水」と言い、この下水を流したり、きれいにするための施設を「下水道」と呼びます。
下水道には、衛生的で快適な暮らしを守る役割や、水害からまちを守る役割があります。
きれいにする
汚水をきれいにするための施設である水処理センターが福岡市内に7カ所あります。きちんと処理できているか、24時間体制で各設備・機器の状態をチェックしています。
きれいにした水の一部は、さらにろ過や塩素消毒等を行い、「再生水」としてトイレの洗浄に利用されています。

再生水の写真
また下水処理の過程で発生した汚泥は、セメントの原料などいろいろなものに形を変え利用されています。
もどす
きれいにした水は、川や海へ流します。それが蒸発して雲になって雨となります。
そしてまた「ためる」に戻り、水は循環し続けます。

塩素って何?
水道水は、安全のために必ず塩素で消毒するよう法律で定められています。
福岡市は、消毒効果を維持した上で、できるだけにおいを抑えるよう、塩素の濃度を細かく調整しています。

■水と向き合う福岡市の取り組み
福岡市は、昭和53(1978)年と平成6年に渇水を経験しています。平成11年と19年には、集中豪雨による多大な浸水被害を受けました。これを教訓に、水と向き合うさまざまな取り組みを行っています。
●安定給水と節水型都市づくりに欠かせないシステム「水管理センター」

水管理センターの写真
昭和53年の渇水の経験を踏まえ、水の安定供給や有効利用を図るため、浄水場から家庭までの水の流れを集中コントロールする「水管理センター」の運用を開始しました。福岡市内の配水管に設置した流量計や水圧計からの情報を基に、電動弁を遠隔操作し水の流れを調整しています。また火災が発生したときには、その周辺の水圧を上げて消火の支援も行っています。
●雨水整備レインボープラン
浸水による被害を繰り返さないために、雨に強い安全なまちづくりを行っています。
◆山王雨水調整池を整備

雨水貯留施設の写真
山王公園(福岡市博多区山王一丁目)地下に雨水貯留施設を設置。日頃野球グラウンドとして使用されている部分にも、大雨時には雨水が貯留されます。

福岡市がイチバン
水処理センターの〇〇初
◇水素 世界初
汚泥を処理するときに発生するバイオガスから水素を取り出して、その水素で車を走らせる取り組みを行っています。
◇道路などを造る材料 日本初
汚泥や汚泥を燃やした灰を、セメントや道路を造る材料に使っています。
◇肥料 日本初
汚泥の中から栄養(リン)を取り出し、化学肥料を作っています。

「微生物」が大活躍
実は、汚水をきれいにしているのは「微生物」です。処理槽に微生物と空気を送り込んでかき混ぜると、微生物が汚れを食べてくれます。

下水道の分流化
早くから下水道が整備されてきた地区は、汚水と雨水を同じ管で流す合流式下水道となっています。
合流式下水道は、大雨が降ると汚水混じりの雨水が川や海へ放流されたり、悪臭が出る場合があるため、博多や天神地区では順次分流式

福岡市の水道の歴史
●曲渕ダム

曲渕ダムの写真 曲渕ダムの写真
福岡市は、大正12(1923)年に上水用のダムとして当時の早良郡内野村に曲渕ダムを完成させました。
それまでは、人々は主に井戸水を利用していました。当時は、塩分や鉄分の含有量が多く、飲料水として適していない水が多かったようです。
明治22(1889)年に福岡市制が施行されると、福岡市は英国から技師を招き、上水道計画調査を実施しました。その後、調査を重ねて地質や水質等を検討した結果、ダム建設候補地が曲渕に決まりました。着工から7年を掛け、重力式コンクリート造、外面は御影石の練石積みの曲渕ダムが完成し、福岡市の水道はスタートしました。
その後、隣接町村との合併による人口増加に対応するため、昭和6(1931)年には拡張工事が行われました。曲渕ダムは、今も現役で活躍しています。

曲渕ダムは「近代水道百景」、「市有形 文化財(建造物)」に指定されている写真
●平尾浄水場
現在福岡市植物園(福岡市中央区小笹五丁目)がある場所に、かつて平尾浄水場がありました。それが「浄水通り」の名前の由来でもあります。
平尾浄水場は曲渕ダムと同じ年に完成し、昭和51(1976)年に廃止されました。植物園内には浄水場の記念碑や遺構などがあり、当時をしのぶことができます。

遺構の写真

■見学可能な福岡市内の上水道・下水道施設
●浄水場

浄水場の写真
福岡市内には2カ所の浄水場があり、見学には申し込みが必要です。事前に各浄水場へ連絡してください。
▽夫婦石浄水場(福岡市南区桧原) 電話 092-862-2589 FAX 092-862-9030▽高宮浄水場(福岡市南区大池二丁目) 電話 092-521-6938 FAX 092-526-8986
●ぽんプラザ

ぽんプラザの写真
ぽんプラザは、ポンプ場の上部を有効活用して建てられました。コンサートや演劇ができるホールを併設し、2階には下水道の仕組み等が分かる下水道PRコーナーがあります。
場所 福岡市博多区祇園町 開館時間 午前10時~午後7時 申し込み 不要 料金 無料

平成30年度福岡市政アンケートで、福岡市民の89.7%が節水を心掛けていると答えました。福岡市は、「皆さんが大切にしている水を一滴も無駄にしない」という強い思いで、世界トップクラスの低い漏水率を維持し、これからも安全な水を供給し続けていきます。
■記事に関する問い合わせ先/▽水管理センターについて=水管理課 電話 092-483-3172 FAX 092-482-3150▽雨水整備レインボープランについて=下水道事業調整課 電話 092-711-4428 FAX 092-733-5533▽ダム・浄水場について=浄水調整課 電話 092-483-3163 FAX 092-482-3150▽ぽんプラザ・マンホール・水処理センターについて=下水道経営企画課 電話 092-711-4613 FAX 092-733-5596

人々を支えた「松原水」
松原水とは松原一帯(福岡市博多区千代付近)でくみ出されていた良質な飲料水のことです。
明治29(1896)年、福岡市は現在の福岡市博多区東公園内に井戸を掘りました。決められた業者がその井戸から水をくみ、水桶を積んだ大八車を引いて売り歩いていました。

大八車の写真

福岡市オリジナルマンホールを探してみよう

マンホールの表
マンホールは下水管の点検や中にたまった土砂を清掃するための出入り口です。
福岡市は、平成2年に下水道普及人口100万人突破を記念してマンホールデザインを公募し、鳥、ヨット、街並みなどを連想させるデザインが選ばれました。このほか、福岡市地下鉄や福岡市動植物園、福岡ソフトバンクホークスのデザインマンホールもあります。
昨年、福岡市の下水道事業88周年を記念し、「FUKU51 MANHOLE(フクコイマンホール)」プロジェクトが発足しました。福岡に「来い」と「恋」を掛け、ハートを記したマンホール(限定51枚)を順時設置中です。※フクコイマンホールは歩道に設置しています。探すときは周りに十分注意してください。

マンホールの写真
●マンホールカード

マンホールカードの写真
マンホールカードは、デザインの由来やご当地情報、下水道に関連する豆知識などを紹介するものです。福岡市内2カ所で配布しています。▽ぽんプラザ=福岡市デザイン版▽情報プラザ(福岡市役所1階)=福岡ソフトバンクホークス版です。詳細は福岡市ホームページ(「福岡市 マンホールカード」で検索)で確認してください。

ダムの貯水率
福岡市政だより1面に掲載しているダムの貯水率は、福岡市関連8ダムに「今たまっている水量÷ダムでためることができる水量」で計算しています。
3ダム(脊振・曲渕・長谷)は福岡市内に、5ダム(南畑・江川・久原・猪野・瑞梅寺)は福岡市外にあります。
ダムの貯水率は水道局公式ツイッターからも確認できます。

に変えています。

 

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掲載号:2019/08/01  
特集記事, 市政だより記事

真夏の夜を楽しもう 8/3~9/14の毎週土曜日は… 夜の動植物園  

【場 所】福岡市動植物園
【費 用】大人600円、高校生300円、中学生以下と市内に住む65歳以上は無料 
【期 間】2019年8月3日から9月14日までの毎週土曜日に通常午後5時までの開園時間を9時まで延長し、「夜の動植物園」を開催します。※雨天の場合も行います。

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