中村 哲さん 「福岡市名誉市民」に
福岡市は、昨年2020年12月4日にアフガニスタンで凶弾に倒れ、73歳で逝去された医師・中村哲さんに「福岡市名誉市民」の称号を授与することを決定しました。
中村哲さんは福岡市で生まれ、福岡市内の中学校、高校で学び、九州大学医学部を卒業しました。国内での病院勤務の後、35年もの長きにわたり、パキスタンでの医療活動をはじめ、アフガニスタンで医療や農地の開拓等の民生支援活動を続けるなど、国際協力に尽力しました。
その功績は国内外で高く評価され、「アジアのノーベル賞」とも呼ばれるマグサイサイ賞をはじめ、数多くの賞を受賞。福岡市からも、平成25年に福岡アジア文化賞大賞を贈りました。
異文化への理解と尊重を求め、真の平和構築を目指してきた中村哲さんの活動と功績は、福岡市民にとって大きな誇りであり、深い尊敬と感謝の念に堪えません。ご冥福を祈るとともに、ここに追悼の意を表します。
■問い合わせ先/秘書課 電話 092-711-4013 FAX 092-733-5862
中村 哲 (なかむら てつ)
昭和21年福岡市生まれ。西南学院中学、福岡高校、九州大学医学部卒業。国際NGO「ペシャワール会」(福岡市)の現地代表として、長年にわたり人道支援や復興に尽力した。