2020年12月は「不法投棄防止強化月間」です。
不法投棄の根絶を願い、パトロールを続ける脇山校区の活動を紹介します。
福岡市早良区南部の山間地域では、不法投棄が後を絶ちません。
同校区では、自治協議会が中心となり、公民館職員・駐在所の警察官と一緒に総勢16人で不法投棄パトロールを実施しています。
この活動は20年近く続けられていて、毎月1時間ほどかけて脇山から板屋までの県道・林道をくまなく見回り、投棄されたごみの回収を行います。
10月のパトロールでは、金属性の看板や発泡スチロールの箱など、やぶの中に投げ捨てられた大量のごみが発見され、軽トラックの荷台がいっぱいになるほどの量を回収しました。
2020年12月の大掃除時期や3月、4月の引っ越しシーズンは、不法投棄が特に増える傾向にあり、テレビや冷蔵庫などの家電が捨てられていることもあります。
同校区自治協議会の重松重興会長(76)は
「毎月のパトロールや防犯カメラの設置により、投棄されるごみの量は年々減っていますが、一人一人が、環境問題に真摯(しんし)に向き合っていかなければ不法投棄はなくなりません。脇山がごみのない校区となるように、地域一丸となってこの活動を続けていきます」
と力強く話しました。
不法投棄は犯罪です。
不法投棄をした場合、投棄物の撤去や適切な処理を命じられるだけでなく、5年以下の懲役もしくは1千万円(法人は3億円)以下の罰金が科せられます。
投棄者を見掛けた場合は、110番へ通報してください。
【問い合わせ先】
福岡市早良区生活環境課
電話 092-833-4340
FAX 092-841-6687