みんなで、今できることを ~地域の活動から~

福岡市内には151の校区・地区に自治協議会があり、公民館などを拠点に地域の実情に即した事業が行われています。

コロナ禍で地域の活動が制限される中、「新しい生活様式」を取り入れた活動が始まっています。

 

地域の自治の仕組みと二つの地域の取り組みを紹介します。

 

自治会は最も身近な地域コミュニティ

一定の地域を単位として、住民自らが運営する組織を、自治会または町内会といいます。

自治会は、登下校時の子どもや高齢者の見守り、道路や公園の清掃、防災訓練など、さまざまな活動を行っています。

子どもの見守りの写真

 

運動会や夏祭りなどのイベントも開催し、住民同士の交流を促進しています。

こうした普段の活動が、災害時の助け合いにも生かされます。

 

また、夜道を照らす防犯灯は、自治会によって設置されているものもあります。

これらの活動にかかる経費は、住民の皆さんからの自治会費などで賄われています。

 

町内の一斉清掃の写真

 

自治協議会とは

自治協議会は、おおむね小学校区を単位として、校区内の自治会のほか、体育振興会、青少年育成連合会、自主防災組織などの各種団体で構成されています。

 

防災訓練や運動会など、一つの自治会だけでは開催が難しい大規模な催しでも、校区の団体が連携し、みんなで力を合わせれば実現することができます。

 

各自治協議会は、定期的に広報紙を発行したり、ブログ等を更新したりして情報を発信しています。

福岡市ホームページ( 「福岡市 自治協議会ホームページ」で検索)で閲覧できます。

 

 

地域活動を支援します

福岡市は、地域活動の知識や経験を持ち、自治会等に助言や指導を行う「地域づくりアドバイザー」の派遣や、住民同士の交流事業に助成を行う「地域デビュー応援事業」などを実施しています。

 

支援内容の詳細は、福岡市ホームページ( 「福岡市 地域支援施策」で検索)でご確認ください。

お住まいの地域の自治会等に関する問い合わせは、各区地域支援課へ。

【問い合わせ先】
各区地域支援課

各区地域支援課の表

電話
ファクス


092-645-1041
092-645-1042

博多
092-419-1047
092-434-0053

中央
092-718-1061
092-714-2141


092-559-5071
092-562-3824

城南
092-833-4063
092-822-2142

早良
092-833-4416
092-851-2680

西
092-895-7036
092-882-2137

 

自分たちのまちをもっと住みよく
地域の新しいチャレンジ

 

オンラインを活用して

城南区・別府校区 自治協議会会長 三角隆義さん(72)

 

別府校区自治協議会には30の町内会があり、約9000世帯が暮らしています。

ファミリー層も多く、PTAや自治会の活動にも積極的に参加するなど、校区を担う次の世代が育ってきています。

 

コロナ禍でも、校区内の防犯パトロールだけは続けています。

また、関係団体や各町内会の役員とは、直接集まる代わりに、コミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」を使って情報を共有しています。

 

さらに新たな試みとして、オンライン会議ツール「Zoom(ズーム)」の使い方を学び、新年あいさつ会をオンラインで行いました。

新年あいさつ会には、公民館とそれぞれの自宅に分かれて役員ら18人が参加しました。

 

参加者からは、

「最初はうまく操作できるか不安だったが、違和感なく進められた」
「みんなの顔を見られてうれしかった」

などの感想が聞かれ、好評でした。

 

オンラインツールなどを使いこなせるようになれば、災害時にも活用できるのではないかと考えています。

まだまだ思うように活動できない時期だからこそ、勉強会など自分たちができることを続けています。

新しいものを取り入れながら、柔軟に対応していきたいと思います。

 

多くの人の協力で実現

博多区・美野島自治協議会 防災委員会会長 桜田明夫さん(79)

 

博多駅に近い美野島地区は、転出入者が多い反面、昔から住む人も多く、人と人との結びつきが強い土地柄です。

15の自治会があり、約7400世帯が暮らしています。

ここでは、例年300人ほどが参加して大規模な防災訓練を行っています。

 

昨年は、参加者を避難所の運営に当たる各自治会の役員に限定し、訓練内容も感染症に対応した避難所開設に特化して実施しました。

 

大学や地域づくりアドバイザーなどの専門家や公民館の協力の下、事前に防護服の着脱や発熱者の誘導方法などを学び、当日の訓練で実践しました。

防災委員は、第一薬科大学の大渡氏から学んだ検温法を実践

 

災害はいつ起きるか分かりません。

コロナ禍でも諦めず工夫して訓練を行ったことで、次の活動につながる課題も見つかりました。

障がい者や高齢者など、支援が必要予約な人をどのように受け入れていくべきかを考え、研修を行っていきます。

 

地域では、自治会以外にもさまざまな団体が活動しています。

互いに連携することで、コロナ禍でも活動を続けていくことはできるのだと実感しました。

 

 

「共創」の取り組み
地域の未来をみんなでつくる

福岡市は、地域が企業やNPOなどと一緒にまちづくりに取り組む「ふくおか共創プロジェクト」を推進しています。

NPO・ボランティア交流センターあすみん(中央区今泉一丁目)=下記事参照=内に共創コネクターを配置し、地域の課題解決や地域の活性化に向けた取り組みを支援しています。

 

共創コネクター・池田祐介さん(34)に
話を聞きました。

池田祐介の写真

多くの地域は、活動の担い手不足や参加者の固定化などの課題を抱えています。

一方、地域に貢献したくても、どうしたらよいのか分からないという企業やNPOもあります。

 

私たちは、課題を抱える地域と、アイデアや熱意を持つさまざまな団体をつなぐ「仲人」のようなものです。

まず最初に、それぞれの課題やニーズを整理することから始めます。

 

「共創」のポイントは、両者が互いにメリットを感じ、継続したいと思える関係を築くこと。

無理をしすぎず、楽しみながら活動することが重要予約です。

 

昨年は、新型コロナウイルスの影響で進行中の事業が中断するなど、これまで通りの支援ができない状況でした。

それでも活動を続けたいという地域からの相談を受けて、企業につなぐことができました。

 

地域も企業も動きづらい時期ですが、今を準備期間だと思って、自分たちにできることは何かをじっくり考えてみるとよいと思います。

アイデアを出し合えば、従来のやり方とは異なる方法で取り組むこともできます。

 

私たちが精一杯サポートします。

まずは、共創デスク(電話 070-7582-0497月~土曜日午前10時~午後6時)にご相談ください。

 

 

皆さんの活動を応援します
福岡市NPO・ボランティア交流センター
あすみん

さまざまな人がボランティアとして地域を支えています。

あすみんでは、NPO・ボランティア活動に関する相談を随時受け付けています。

情報収集や交流の場としてもご利用ください。

 

ボランティア体験プログラム
「ハジメのイッポ」

ボランティアを始めたい人のために、気軽に体験できるプログラムをそろえています。

公園の手入れや子ども食堂の手伝いなど、多数のプログラムの中から自分に合ったものを選ぶことができます。

個人で参加することもでき、年齢や経験は問いません。

 

「ハローソーシャル」で仲間募集

ハローソーシャルは、ボランティアを必要予約とする人と、何かを始めたい人をつなぐ掲示板です。

団体の取り組みや求める人物像のほか、始めたい人の自己PRも掲示されています。

団体利用登録でさまざまなサービスが利用できます

団体が利用登録をすると、センター内の貸室を無料で利用(要予約予約)できるほか、ホームページ( 「あすみん」で検索)にイベント開催やボランティア募集の情報を掲載することができます。

 

ハローソーシャルを活動を始める 際の参考の写真

 

あすみんのメールマガジンやフェイスブック等にも団体の情報が掲載されます。

このほか、あすみんでは、団体の運営や事業などに関する無料の「なんでも相談会」を、毎月第3水曜日に実施しています(要予約予約。オンライン相談も可)。

 

あすみんについての詳細は、ホームページに掲載しています。

 

■問い合わせ先/あすみん
(中央区今泉一丁目天神クラス4階)
電話 092-724-4801
FAX 092-724-4901

【開館時間】
午前10時~午後10時
(日曜・祝休日は6時まで)

【休館日】
第4水曜日

 

 

共創事例
子ども防災教室を開催

昨年7月に弥永西校区(南区)で、子ども防災教室が開かれました。

同校区は那珂川に近く、浸水想定区域に当たります。

 

校区の団体から、コロナ禍でも子どもたちに防災知識を身に付けさせたいと相談を受け、土木建設業者の集まりである「福岡市土木建設協力会」(博多区中洲中島町)につなぎました。

 

協力会には、約100人以上の防災士が在籍しています。

土木のプロの視点で、その地域の実情に即したアドバイスをしてくれます。

 

今回は、クイズや紙芝居を交えながら、段ボールベッドの制作を体験するなど、子どもが飽きずに学べるよう工夫しました。

段ボールも引っ越し業者からの提供を受け ましたの写真

 

福岡市土木建設協力会
城本哲也さん(49)の話

防災教室を開いて地域に貢献したいと、みんなで資格を取得しましたが、どこに声を掛けてよいか分かりませんでした。

共創コネクターが、私たちの特色を引き出して、地域とつないでくれました。

今回で2回目の開催です。

コロナ禍で実施できるか不安でしたが、校区の皆さんの徹底した感染症対策のおかげで、無事実施することができました。

 

 

「あすみん夢ファンド」で、
社会貢献しませんか

あすみん夢ファンドは、「福岡市NPO活動支援基金」の愛称です。

 

皆さんからの寄付金を元に、NPO法人が行う、医療・福祉、子どもの健全育成などの分野の活動に対して助成を行っています。

 

新型コロナウイルスの影響により、さまざまな困難に直面する人や団体を支援する活動にも役立てられています。

 

 

●自動販売機の利用や、
入れ歯リサイクルでも寄付できます

あすみんなどに設置されている自動販売機を利用すると、売り上げの一部が、あすみん夢ファンドに寄付されます。

自動販売機の写真

また、福岡市役所や各区役所に設置している「不要予約入れ歯回収ボックス」に入れ歯を持ち込むと、リサイクル収益の一部が、あすみん夢ファンドの寄付金になります。

 

あすみん夢ファンドについての詳細は、福岡市ホームページ( 「あすみん 夢ファンド」で検索)でご確認ください。

 

■問い合わせ先/
福岡市民公益活動推進課
電話 092-711-4283
FAX 092-733-5768

最新の福岡市政だよりについては以下のサイトでご確認ください
https://www.city.fukuoka.lg.jp/shisei/kouhou-hodo/shiseidayori/index.html