勢い水を浴びる一番山笠「東流」(昨年) 掲載号:2017/07/01   特集記事, 市政だより記事

ユネスコ無形文化遺産登録記念 博多祇園山笠   2017/07/01

お問い合わせの際は、過去の記事もございますので、掲載時期をご確認ください。
LINE福岡市公式アカウント
広告バナー

ユネスコ無形文化遺産登録記念

博多祇園山笠

博多祇園(ぎおん)山笠がユネスコ無形文化遺産に登録され、初めての「山笠」開催です。博多総鎮守・櫛田(くしだ)神社の祇園神に奉納する神事は、博多の宝から世界の宝になりました。博多祇園山笠の歴史と見どころを紹介します。

 

776年の伝統を誇る「博多祇園山笠」は、鎌倉時代の仁治2(1241)年、承天寺(じょうてんじ)の開祖・聖一国師(しょういちこくし)が博多ではやった疫病を退散させるため、町人が担ぐ施餓鬼棚(せがきだな)に乗って水をまきながら、町を清める祈祷(きとう)を行ったことが起源といわれています。

高さ10数メートルの華やかな「飾り山笠」が、7月1日から駅前や商店街など14カ所で公開され、祭りの幕が開きます。高さ約4メートル、重さ約1トンの「舁(か)き山笠」を担ぐ、中洲・西・千代・恵比須・土居・大黒・東の七つの流の男たちが、15日早朝の「追い山」まで、さまざまな行事を行いながら、まちは熱気に包まれていきます。

勢い水を浴びる一番山笠「東流」(昨年)

祇園祭の成り立ちと展開

昨年11月、博多祇園山笠を含む「山・鉾(ほこ)・屋台行事」が、ユネスコ(国連教育科学文化機関)無形文化遺産に登録されました。「山・鉾・屋台行事」は、華やかに飾り立てた山・鉾・屋台といった造形物を造り、巡行する祭礼行事です。全国約1500カ所で行われ、系譜をたどると京都の祇園祭に行きつきます。

祇園祭は、春から夏にかけて都市にはびこる疫病の原因をたたり神に求め、荒ぶる神仏(牛頭天皇(ごずてんのう)・素戔嗚尊(すさのおのみこと))を祀(まつ)ることで逃れようとする信仰と結びついた祭りです。その中で、生命を脅かし疫病をもたらすとされる存在(疫神)を呼び寄せ、生活圏の外に送り出すための造り物が仕立てられるようになり、次第に趣を持ったものへと変化を遂げました。

江戸時代には福岡藩の藩主や姫君も見物したと記録されています。かつては飾り山笠を舁いていましたが、近代化によって街に電線が張られ、高さを抑えた「舁き山笠」が誕生。知恵と工夫で祭りを存続させてきました。昭和20年の福岡大空襲で一時中断した後、博多は祭りを中心に復興を遂げます。その後、昭和54年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

走る飾り山笠「上川端通」(昨年)

走る飾り山笠

昭和39年には、往時の舁き山笠をほうふつさせる、高さ10数メートル、重さ2トンを超える唯一の走る飾り山笠が登場。現在、八番山笠「上川端通」として、櫛田入りのフィナーレを飾ります。

今年の走る飾り山笠は、映画「スター・ウォーズ」がテーマです。洋画を題材にした山笠の制作は史上初の試み。高さ13メートル、重さ2トンの「スターウォーズ山笠」は、7月1日から14日まで博多区の上川端商店街に飾られ、12日の追い山ならし、15日の追い山で、博多のまちを駆け巡ります。

 

ユネスコ無形文化遺産登録

九州の祭り

同遺産は、民俗文化財や口承伝統など、無形文化の保護を目的に行われているもので、日本からはこれまでに歌舞伎、人形浄瑠璃、文楽、和食、和紙など20件が登録されています。

「山・鉾・屋台」は、地域の安泰や災厄防除を願う祭礼行事として、長きにわたり地域の人たちによって継承されてきたことが評価されました。全国18府県33件が登録され、九州からは「博多祇園山笠行事」、「戸畑祇園大山笠行事」(北九州市)、「唐津くんちの曳山行事」(佐賀県唐津市)、「八代妙見祭の神幸行事」(熊本県八代市)、「日田祇園の曳山行事」(大分県日田市)が選出されました。

行事日程 7月1日(土) 飾り山笠一斉公開(朝、市内14カ所、15日未明まで)当番町お汐(しお)井取り(夕方、箱崎浜) 9日(日) 全流お汐井取り(夕方、箱崎浜) 10日(月) 流舁き(午後4時~6時、各流) 11日(火) 朝山(午前5時~6時、各流)・他流舁き(午後4時~6時、各流) 12日(水) 追い山ならし(午後3時59分、櫛田神社~奈良屋町 4km) 13日(木) 集団山見せ(午後3時半、呉服町交差点~市役所 2.1km) 14日(金) 流舁き(午後4時~6時、各流) 15日(土) 追い山(午前4時59分、櫛田神社~須崎町 5km) 追い山見物スポット 1 櫛田神社一帯 見物客は多いが、舁き手の熱気を感じられる場所。 2 東長寺前 ここにも清道(旗)がある。山門前で住職が出迎え、各舁き山笠の台上がりも拝礼して清道を回る。 3 承天寺前 承天寺は博多山笠発祥の地。山門前に三つ目の清道(旗)がある。ここでも老師が出迎え、山笠が清道を回る際、聖一国師の故郷(静岡県)の生家でくまれた聖水がまかれる。 4 東町筋 博多の町の縦筋の一つで、かつての大通り。掛け声と地響きが、狭い家並みに反響して臨場感がある。 5 大博通り 歩道が広いので親子連れや団体にお薦め。 6 西町筋 道幅が狭く、大博通りから入ってきた山笠はどの流も慎重に担ぐ。間近で聞く掛け声も迫力満点。見物人をかすめるように通るため、注意が必要。 7 須崎町の廻り止め一帯 各山笠は、時間を計測しているため廻り止めに向かって残った力を振り絞る。掛け声にも力が入り、達成感にあふれた男たちの表情が見られる。

行事日程

7月1日(土) 飾り山笠一斉公開(朝、市内14カ所、15日未明まで)当番町お汐(しお)井取り(夕方、箱崎浜)

9日(日) 全流お汐井取り(夕方、箱崎浜)

10日(月) 流舁き(午後4時~6時、各流)

11日(火) 朝山(午前5時~6時、各流)・他流舁き(午後4時~6時、各流)

12日(水) 追い山ならし(午後3時59分、櫛田神社~奈良屋町 4km)

13日(木) 集団山見せ(午後3時半、呉服町交差点~市役所 2.1km)

14日(金) 流舁き(午後4時~6時、各流)

15日(土) 追い山(午前4時59分、櫛田神社~須崎町 5km)

 

追い山見物スポット

1 櫛田神社一帯 見物客は多いが、舁き手の熱気を感じられる場所。

2 東長寺前 ここにも清道(旗)がある。山門前で住職が出迎え、各舁き山笠の台上がりも拝礼して清道を回る。

3 承天寺前 承天寺は博多山笠発祥の地。山門前に三つ目の清道(旗)がある。ここでも老師が出迎え、山笠が清道を回る際、聖一国師の故郷(静岡県)の生家でくまれた聖水がまかれる。

4 東町筋 博多の町の縦筋の一つで、かつての大通り。掛け声と地響きが、狭い家並みに反響して臨場感がある。

5 大博通り 歩道が広いので親子連れや団体にお薦め。

6 西町筋 道幅が狭く、大博通りから入ってきた山笠はどの流も慎重に担ぐ。間近で聞く掛け声も迫力満点。見物人をかすめるように通るため、注意が必要。

7 須崎町の廻り止め一帯 各山笠は、時間を計測しているため廻り止めに向かって残った力を振り絞る。掛け声にも力が入り、達成感にあふれた男たちの表情が見られる。

山笠見物の 「道しるべ」

■問い合わせ先/博多祇園山笠振興会 電話 291-2951 FAX 281-7180

 

福岡市政だよりWEB版と市役所1階ロビーのデジタルサイネージに広告を掲載しませんか
広告バナー


申込み方法(共通事項)
 ※ご記入いただいた個人情報は適切に管理し、目的外には使用しません。
電話以外で申込む場合は次の応募事項を書いてください。
●催し名など(コースも)
●郵便番号・住所
●氏名(ふりがな)
●年齢
●電話番号
●小中学生は学校名・学年
 ※往復はがきの場合は、返信用はがきに返送先を書いてください。
講座・催しなどで、特に記載がないものは、
●だれでも参加(申込み)可能です。
●応募多数のときは抽選となります。

福岡市LINE公式アカウント開始、友達追加で選んだ情報が届きます。

関連記事


油山のどんぐりで工作 掲載号:2018/10/15   特集記事, 市政だより記事

ふくおか生まれの「うまかもん」が大集合   2018/10/15

お問い合わせの際は、過去の記事もございますので、掲載時期をご確認ください。

広告バナーふくおか生まれの「うまかもん」が大集合 福岡市農林水産まつり 【日時】 11月17日(土)午前9時~午後2時半 【場所 】鮮魚市場会館周辺(中央区長浜三丁目) 【料金 】入場無料 市内産の米や、新鮮な野菜・果物・花、畜産品(鶏卵・精肉・乳製品等)、水産加工品などの展示即売が行われます。「唐泊恵比須(からとまりえびす)かき」の焼きガキ、サザエのつぼ焼き、サザエ飯、焼きそば、豚汁、米粉パンな … 続きを読む ふくおか生まれの「うまかもん」が大集合


新しい施設は、1階に動物園正門入場口と総合案内所のほか、「動物情報館」や物販・飲食施設、地下1階に駐車場・駐輪場の機能を備えています。 掲載号:2018/10/15   特集記事, 市政だより記事

市動植物園に行こう   2018/10/15

お問い合わせの際は、過去の記事もございますので、掲載時期をご確認ください。

広告バナー市動植物園に行こう 10月20日(土)、動物園の正門に新しい施設がオープン 新しい施設は、1階に動物園正門入場口と総合案内所のほか、「動物情報館」や物販・飲食施設、地下1階に駐車場・駐輪場の機能を備えています。 ●動物情報館 動物情報館では、最新のデジタル技術や映像を使った展示で動物について楽しく学べます。 立体イラストマップで園内の動物や植物の場所や特徴を案内する「いきものマップ」や、 … 続きを読む 市動植物園に行こう


厚切りジェイソン 掲載号:2018/10/15   紙面お知らせ, 市政だより記事

11月2日(金)~4日(日)市男女共同参画推進センター アミカス30周年記念祭   2018/10/15

お問い合わせの際は、過去の記事もございますので、掲載時期をご確認ください。

広告バナー11月2日(金)~4日(日)市男女共同参画推進センター アミカス30周年記念祭 【場所】 アミカス(南区高宮三丁目) 【料金】 入場無料 ▽ノンフィクション・ライター中澤まゆみさん講演「おひとりさまの老後に備える知恵と工夫」(2日) ▽フリーアナウンサーでフルート奏者の中西久美さんトークショー&演奏(4日) ▽タレントでIT企業役員の厚切りジェイソンさん講演「WHY JAPANE … 続きを読む 11月2日(金)~4日(日)市男女共同参画推進センター アミカス30周年記念祭


今年度のポスター 掲載号:2018/10/15   紙面お知らせ, 市政だより記事

世界に誇る日本の伝統的工芸品が一堂にKOUGEI(コウゲイ) EXPO(エキスポ)   2018/10/15

お問い合わせの際は、過去の記事もございますので、掲載時期をご確認ください。

広告バナー世界に誇る日本の伝統的工芸品が一堂に KOUGEI(コウゲイ) EXPO(エキスポ) 【日時】 11月2日(金)午前11時~午後6時、3日(土・祝)午前10時~午後6時、4日(日)午前10時~午後4時 【場所】 マリンメッセ福岡(博多区沖浜町) 【料金】 入場無料 博多織や博多人形をはじめ、日本の伝統的工芸品約70種類が集結。職人の技の素晴らしさや伝統文化の魅力を発信します。会場の中央に … 続きを読む 世界に誇る日本の伝統的工芸品が一堂にKOUGEI(コウゲイ) EXPO(エキスポ)


東長寺のライトアップ 掲載号:2018/10/15   紙面お知らせ, 市政だより記事

10月31日(水)~11月4日(日) 博多のまちでライトアップとアートを楽しむ   2018/10/15

お問い合わせの際は、過去の記事もございますので、掲載時期をご確認ください。

広告バナー10月31日(水)~11月4日(日) 博多のまちでライトアップとアートを楽しむ 博多旧市街ライトアップ ウォーク2018 千年煌夜(こうや) 【日時】 午後5時半~9時 【場所】 櫛田神社、承天寺、東長寺など博多区内の16会場 【料金】 前売り1000円、当日1500円 ※中学生以下無料(要保護者同伴)。正定寺、一行寺など6会場は無料。 今年は「博多織」をテーマに、美しい色合いや繊細な柄 … 続きを読む 10月31日(水)~11月4日(日) 博多のまちでライトアップとアートを楽しむ


記事一覧


    福岡市ホームページ市政だよりページへふくおか市政だより(PDF版、テキスト版はこちら)
    ●編集・発行
     福岡市広報課 電話 092-711-4016
    ●市政だより配布 産交ミック福岡支店 
     フリーダイヤル 0120-544-894
    ●市政に関するご意見・要望・相談などは
     広聴課 電話 092-711-4067 FAX 092-733-5580
    ●福岡市役所代表電話 電話 092-711-4111
    ●区役所代表電話 
     東区役所 電話 092-631-2131 博多区役所 電話 092-441-2131 中央区役所 電話 092-714-2131 南区役所 電話 092-561-2131 城南区役所 電話 092-822-2131 早良区役所 電話 092-841-2131 西区役所 電話 092-881-2131


    福岡市ホームページ