地域の絆を深める活動
高齢者と小学生が交流
南区内では、各校区のシニアクラブ(老人クラブ)と小学生がさまざまな形で交流しています。鶴田校区と玉川校区の活動を紹介します。
鶴田校区 昔遊びや将棋などで交流
毎月第1・3土曜日に、鶴田校区シニアクラブ連合会のメンバーなどが講師となって小学生にさまざまな遊びを教える「ふれあいクラブ」を鶴田公民館で開催しています。11月4日に行われた同クラブでは、囲碁・将棋、折り紙、工作、昔遊びの四つのグループに分かれて高齢者と小学生が交流しました。
参加した児童は「将棋のルールを全然知らなかったけど、今では対戦できるようになった」「優しく教えてくれて本当のおじいちゃんみたいだった」と笑顔でした。同シニアクラブ連合会会長の松田紀久さん(77)は「子どもたちも高齢者もお互い楽しく過ごすのが一番。高齢者の皆さんは子どもたちと接することが生きがいや喜びになっているようで、活動の日を楽しみにしています」と目を細めていました。
玉川校区 サツマイモ栽培を通して交流
玉川校区老人クラブ連合会は玉川小学校の2年生・特別支援学級の生徒と一緒にサツマイモを育てています。6月に苗植え、7~8月に草取り、10月に芋掘りを実施。11月7日には、収穫した芋を試食する「おいもパーティー」を小学校で開きました。
「お芋は皮まで食べると体にいいよと教えてもらった」「一緒に育てたお芋はおいしくて幸せな気持ちになった」とうれしそうな児童たち。学年主任の山本和代先生(54)は「子どもたちには、地域の人たちが校区全体を見守ってくれているんだということをこの交流を通じて知ってほしい」と話しました。
玉川校区老人クラブ連合会会長の谷口宗利さん(81)は「芋がどう育っていくか知らない子どもたちに、生育の過程を知ってほしかった。この交流を通じてお互い顔見知りになり、自分からあいさつをしてくれる子どもも増えました」と話しました。
シニアクラブでは会員(60歳以上)を募集しています。入会して地域活動に参加しませんか。
【問い合わせ先】南区シニアクラブ連合会
電話 092-559-5129
FAX 092-512-8811