こんな相談、増えています 第8回 引っ越し・不用品回収のトラブル
こんな相談、増えています
第8回 引っ越し・不用品回収のトラブル
引っ越しのトラブル
事例①
1カ月後に引っ越すことが決まり、投げ込みチラシを見て引っ越し業者と契約した。しかし、もっと安い業者を見つけたため、翌日に解約の連絡をしたところ、解約料を請求された。
【アドバイス】
消費者の都合による解約や延期に関する解約料・手数料は、荷物の受け取り日の前日から発生します(6月以降は2日前から)。変更がある場合はすぐに申し出ましょう。
事例②
7月に引っ越しをした。12月になって、暖房器具を取り出してみると破損していた。
業者に電話で修理を求めたが対応してくれない。
【アドバイス】
引っ越しで荷物がなくなっていたり、破損したりした場合、3カ月以内に申し出る必要があります。引っ越し後は、すぐに荷物の状態を確認しましょう。
トラブルは「これっキリン」メモ
引っ越し業者と契約するときは、見積書や約款で、料金だけでなくサービス内容や契約条件の確認を。なお、引っ越し業者の見積りは無料で、内金や手付金を払う必要はありません。複数の業者から書面で見積りを取り、比較検討しましょう。
また、梱包用の段ボールは、契約先を決めてから受け取りましょう。見積り時に業者が梱包用の段ボールを置いていくことがありますが、契約しない場合に、その返送や代金をめぐってトラブルになることがあります。
不用品回収に関するトラブル
事例①
「不用品を無料で回収する」とトラックでアナウンスしていた業者を呼び止め依頼したところ、リサイクル料金が必要だと威圧的に5万円を請求された。
【アドバイス】
不用品の回収は市の許可が必要です。無許可の業者に依頼すると、不法投棄などの不適正な処理や料金トラブルにつながります。依頼する前に、市の許可を受けた業者か確認しましょう。
消費者トラブルで困った時は、まずご相談を。
福岡市消費生活センター相談専用
電話092-781-0999
平日午前9時~午後5時 第2・4土曜日(電話相談のみ)午前10時~午後4時