中央区商店街物語
第1回 六本松
市内には約140の商店街があります。身近な買い物の場であり、地域活動の担い手でもある商店街。今号から来年3月まで、15日号で中央区内の商店街に関する情報をお届けします。
昨年10月に開業した複合商業施設「六本松421」。このすぐ近くに商店街があることをご存知でしょうか。地下鉄六本松駅周辺の店舗群「六本松商店連合会」をご紹介します。
「六本松」は福岡城への目印として植えられた六本の松が地名の由来といわれ、この地は古くから交通の要所として栄えてきました。
大正時代に旧制福岡高等学校が設立され、昭和38年に九州大学教養部に移行。学生のまちへと発展していく六本松には多くの商店が集まりました。
昭和後期には、電器屋、洋服屋、娯楽施設など何でもそろっていたという六本松。現在は商店会に約80店舗が加盟し、地域の飲食店を巡る「六本松バルウォーク」などさまざまなイベントを行っています。
九大跡地の再開発によりまちは新しく生まれ変わりましたが、裏通りには昔の名残を感じさせる商店がいくつもあります。新旧両方の顔を持つ六本松に、ぜひ足を運んでみてください。
(市地域産業支援課)

