「口が健康だと、毎日の おいしい食事や、家族・ 友人とのおしゃべりを 楽しむことができます」 掲載号:2018/06/01   特集記事, 市政だより記事

「口腔(こうくう)ケア」で毎日元気   2018/06/01

お問い合わせの際は、過去の記事もございますので、掲載時期をご確認ください。

「口腔(こうくう)ケア」で毎日元気

お口が守る健康寿命

九州大学大学院歯学研究院教授の山下喜久先生(60)に話を伺いました。

  • 健康で、自分らしく

「食べる」「話す」「笑う」など、生きていく上での楽しみは「口」の健康を抜きに語ることはできません。いつまでも健康で自分らしく暮らすためには、口腔ケアが欠かせません。

  • 侮れない「唾液の力」

唾液は、食事を飲み込みやすくして消化を助ける働きの他に、口の中を清潔にする役割を担っています。噛(か)むことができれば、唾液腺が刺激されて口の中が潤います。さらに唾液にはカルシウムやリン酸が含まれているので、歯を石灰化し、丈夫にします。

噛む回数が少ないと唾液が出にくくなり、細菌が発生しやすくなって虫歯や歯周病につながります。特に高齢者は、口腔が乾燥したり、口や顔の筋肉などの機能が低下したりしてうまく飲み込むことができなくなり、「誤嚥(ごえん)性肺炎」を引き起こす可能性もあるため大変危険です。

「口が健康だと、毎日の おいしい食事や、家族・ 友人とのおしゃべりを 楽しむことができます」

  • いつまでも自分の歯で

永久歯は、親知らずを除くと通常28本あります。

「8020(はちまるにいまる)」ってご存知ですか。「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動のことです。

20本以上歯が残っていれば、噛むことはできます。ただ、ここで誤解してほしくないのは、「年を取ると歯が抜けてしまうのは当たり前ではない」ということです。きちんと口腔ケアをしていれば、年を取っても歯を残すことは可能なんです。「生涯28(にいはち)」を目指して頑張りましょう。

  • 治療から予防へ

歯科医の役割も、義歯を入れたり、虫歯を削って埋めたりすることだけでなく、予防をして「今ある歯を生かす」方向に変わってきています。

口の健康の維持は、健康寿命を延ばし、生きる意欲の向上につながります。普段からしっかり口腔ケアを行い「歯をなくさない」ことを心掛けましょう。

よかろーもん

■2面・3面の記事に関する問い合わせ先/保健福祉局口腔保健支援センター

電話 092-711-4396

FAX 092-733-5535

 

  • 歯を失うと・・・

生活の質が下がるだけでなく、誤嚥性肺炎のほか、認知症や生活習慣病の糖尿病などのリスクが高まって、命に関わることになります。

よかろーもん

歯を失う

噛みにくくなる

食べられるものが限られる

栄養が偏る

体力・免疫力が低下

生活の質が低下

 

歯周病とは・・・

歯を失う最大の原因は歯周病で、全体の4割以上に及びます。現在、30歳代以降の人の約8割が歯周病といわれています。

歯周病とは・・・

歯と歯茎の境目の清掃が行き届かないでいると、虫歯や歯周病の原因になる菌の温床となり、そこに歯垢(しこう)が蓄積します。すると、歯茎が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりします。進行すると、歯周ポケットが深くなり、歯を支える土台の骨が溶け、最後は歯を抜かなければならなくなります。

その歯、本当にちゃんと磨けていますか?

山下喜久先生(

歯周病は、初期の段階で正しい「セルフケア」を行い歯垢を取り除けば改善できることがほとんどです。

ただ、きちんと磨いているつもりでも、歯並びや「磨きグセ」などで、結果的に磨き残しがある場合も少なくありません。歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシなども使い、毎日歯垢を除去しましょう。

自分の口の中の状態を知り、早めにケアを始めるために、若いうちから歯科健診に行きましょう。歯科医院で定期的に歯の清掃等の「プロフェッショナルケア」を受けることが大切です。歯磨きの指導を受け、自分に合った歯の磨き方を教えてもらい、しっかり管理してください。

 

歯科健診に行こう

歯科健診に行こう

市が健診のための費用をサポートします。健診をきっかけに、かかりつけの歯科医院を持ち、定期的にチェックを受けましょう。

  • 歯科節目健診

市内689カ所の歯科医院等で、歯と歯茎のチェックや歯磨きの方法などの歯科保健指導を行っています(通常5千円程度の内容)。実施医療機関は、ホームページ(「福岡市歯科医師会」で検索)でご確認ください。

問い合わせ 口腔保健支援センター 電話 711-4396 FAX 733-5535 対象 満35、40、50、60、70歳の市民 料金 700円(満70歳は無料)

※健診後に治療(歯石除去や歯の清掃等も含む)を受ける場合は別途治療費が必要です。

  • 歯周病予防教室

歯科医による健診や、歯磨きの指導などを行います。

日時 毎月第4日曜日午前10時~正午 場所・問い合わせ 市健康づくりサポートセンター(福岡市中央区舞鶴二丁目あいれふ4階) 電話 092-751-2806 FAX 092-751-2572 対象 18歳以上の市民 定員 10人(開催日の1週間前までに要予約) 料金 1,000円

 

あなたは大丈夫?歯周病セルフチェック

□ 朝起きたときに口の中がねばねばする

□ 歯を磨くと歯茎から血が出る

□ 歯と歯の間に食べ物が挟まる

□ 歯茎の色が赤い(または赤黒い)

□ 歯茎が痛んだり、ムズムズしたりする

□ 歯茎を押すと血や膿が出る

□ 歯がぐらつく

□ 歯茎が痩せてきた

□ 冷たいものが歯にしみる

□ 口臭が気になる

一つでも気になるときは健診を!

 

  • 後期高齢者歯科健診

口腔機能低下や肺炎等の疾病予防のために、歯科健診を実施します。対象は、本年度中に76歳になる後期高齢者医療保険制度の被保険者(昭和17年4月1日~昭和18年3月31日生まれ)です。 ※長期入院者、施設入所者を除く

5月中旬に、対象者宛てに受診券と質問票を送付しています。歯科健診実施医療機関の一覧を同封していますので、必ず予約の上受診してください。

【日時】 6月1日~12月末 料金 300円

※77歳以上の被保険者も希望すれば受診できます。詳しくはお問い合わせください。

【問い合わせ】 福岡県後期高齢者医療広域連合

電話 092-651-3111

FAX 092-651-3901

ホームページ http://www.fukuoka-kouki.jp/

6月4日~10日は「歯と口の健康週間」

第43回 福岡市民の健康を歯と口から守る集い~お口が守る健康寿命~

【日時】2018年 6月10日(日)午前10時~午後3時

【場所】福岡県歯科医師会館(福岡市中央区大名一丁目)

【問い合わせ】 福岡市歯科医師会

電話 092-781-6321

FAX 092-781-6512

【料金】 入場無料

子どもから大人まで楽しめる、口の健康に関するさまざまなイベントを行います。 ※入場者には歯ブラシなどの予防グッズをプレゼントします。

  • 健口(けんこう)講演会

▽第1部(午前11時~正午)「お口のがんって、どんなもの?」講師:九州歯科大学健康増進学講座准教授・矢田直美先生▽第2部(午後0時15分~0時45分)「超高齢社会、口から食べる大切さを知ろう!」講師:白十字病院歯科口腔外科部長・嶋村知記先生(各先着100人)

  • みんなで体験!歯っぴ~歯科医院

みんなで体験!歯っぴ~歯科医院

対象 小学生以下 定員 先着50人程度(当日午前10時から受け付け)

歯科医や歯科衛生士、歯科技工士の「お仕事体験」ができます。

  • 大名寄席「笑いを通じてお口と体を健康に」

午後2時から粗忽家勘々(そこつやかんかん)こと歯科医師の池尻敬先生による独演会を行います(先着100人)。

  • 健口プランニングエリア ~食べることを考えよう~

「ヘルスメイトの食育コーナー」で、▽古代米入りのおにぎりを何回噛んで飲み込めるか計測▽野菜の1日の摂取目標量350gを予想して選び計量―を行うほか、よく噛んで食べるおかずの試食やメニューの紹介、噛むことの大切さに関するクイズ、誤嚥性肺炎予防のためのエクササイズなど、さまざまなイベントを実施します。

ブラッシングの 指導も行うよ

このほかに、お口の健康測定(唾液・口臭・噛み合わせの力)や歯科健康相談、口腔介護・予防用品・義歯等の展示なども行います。

 

食生活改善推進員(ヘルスメイト)

お口の健康をサポートします

食生活改善推進員(ヘルスメイト)は、「私達の健康は私達の手で」をスローガンに、地域の皆さんの食生活改善を目指し活動するボランティアです。市内1062人(平成30年5月現在)のヘルスメイトがさまざまなイベントや各校区・地域の教室で食を通じた健康づくりや食育の推進に取り組んでいます。

(左から)市食生活改善推進員協議会<strong><noscript><img class=

  • ヘルスメイトに聞きました

―どのような活動を行っているのですか。

入江 私たちは「食」についてだけでなく、地域の皆さんがお口の健康を維持できるよう、市が主催する「お口の健康サポーター養成教室」で口腔ケアやお口の体操などについても学んでいます。以前は、ヘルスメイトとして食生活に関する支援を行うことが中心でしたが、最近は口の健康の大切さ、まずはそれが基本だと話すことが増えました。

―食べることと口の健康は切り離すことができませんね。

下川 はい。最近の子どもたちは軟らかいものを好むので、噛(か)む力が弱くなっているといわれています。親子料理教室などで、噛む習慣を付けられる献立などの提案も行っています。

宮島 ひと口30回以上を目安に、よく噛んで食べることが大切です。唾液がたくさん分泌され、脳も活性化するといわれているので、認知症の予防も期待できますよ。

 

ヘルスメイトに関する問い合わせは、健康増進課(電話 092-711-4374 FAX 092-733-5535)へ。

 

福岡市の医師が考案

「あいうべ体操」

「あいうべ体操」

あ ①「あー」と口を大きく開く

い ②「いー」と口を大きく横に広げる

う ③「うー」と口を強く前に突き出す

べ ④「べー」と舌を突き出して下に伸ばす

※声は出さなくても構いません。

(宮島さん)

「上の四つの動作を、1日30セット行いましょう。唾液の量が増え、顔の筋肉も鍛えられます」(宮島さん)

 

ヘルスメイトおすすめ

噛み応えのある食材を使ったレシピ

「噛み応えのある食材」は単に硬いものではなく、口の中で小さくするためによく噛む必要がある食材のことです。普段の食事に▽根菜など食物繊維の多い野菜▽脂肪の少ない赤身肉▽乾物・干物―などを積極的に取り入れましょう。

根菜ドライカレー

(入江さん

「根菜類が苦手なお子さんも、カレー味ならおいしく食べてくれますよ。マーマレードを加えることで味に深みとコクが出ます」(入江さん)

根菜ドライカレー

■材料(4人分)

ゴボウ・レンコン・ニンジン各80g、トマト400g、牛ひき肉200g、干しブドウ適宜、オリーブ油大さじ1、調味料(カレー粉大さじ1、しょう油大さじ2、マーマレード大さじ2、コショウ適宜)、ゆで卵2個、パセリ適量

■作り方

1 ゴボウ・レンコン・ニンジンは大きめの乱切り、トマトはざく切りにする

2 フライパンにオリーブ油を熱しひき肉を入れ、しっかり焼き色が付くまで中火で炒める

3 2にゴボウ・レンコン・ニンジンを加え炒める

4 トマトと干しブドウと調味料を加え、水気がなくなるまで煮詰める

5 器にご飯を盛り4をかけ、スライスしたゆで卵を添えパセリを散らす

 

切り干し大根のケチャップ煮

下川さん)

「ケチャップ味でお子さんにも人気の一品です。切り干し大根は戻し過ぎると歯応えがなくなるので注意。戻し汁も使うので栄養を逃しません」(下川さん)

切り干し大根のケチャップ煮

■材料(4人分)

切り干し大根24g、タマネギ80g、ニンジン40g、豚もも肉20g、オリーブ油小さじ1、切り干し大根の戻し汁2カップ、調味料(ケチャップ大さじ2、コンソメ2g)、黒ゴマ適量

■作り方

1 切り干し大根はさっと洗い、水で戻して3~4センチに切る

2 タマネギ、ニンジンは3~4センチの千切りにする

3 豚肉は小さめに切る

4 鍋にオリーブ油を熱し、1・2・3を炒め、切り干し大根の戻し汁と調味料を入れ水分が少し残る程度まで煮て、ゆっくり味を染み込ませる

5 器に盛り、黒ゴマを振る

 


申込み方法(共通事項)
 ※ご記入いただいた個人情報は適切に管理し、目的外には使用しません。
電話以外で申込む場合は次の応募事項を書いてください。
●催し名など(コースも)
●郵便番号・住所
●氏名(ふりがな)
●年齢
●電話番号
●小中学生は学校名・学年
 ※往復はがきの場合は、返信用はがきに返送先を書いてください。
講座・催しなどで、特に記載がないものは、
●だれでも参加(申込み)可能です。
●応募多数のときは抽選となります。

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【申 込 み】 電話か来所で健康づくりサポートセンターへ。ホームページでも受け付けます。
【場 所】健康づくりサポートセンター中央区舞鶴二丁目5-1 あいれふ内 
【費 用】一部減免あり
【期 間】2019年<1>~<11>3月3日(日)、5日(火)、10日(日)、17日(日)、21日(木・祝)、24日(日)、30日(土)、31日(日)午前9時~10時(5日は午後6時~7時)<12>3月3日(日)、17日(日)午前9時~10時<13>3月24日(日)午前10時~正午

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【申 込 み】電話で健康づくりサポートセンターへ。ホームページでも受け付けます。
【場 所】健康づくりサポートセンター中央区舞鶴二丁目5-1 あいれふ内 
【費 用】 一部減免あり 
【期 間】2019年~2月3日(日)、5日(火)、10日(日)、11日(月・祝)、17日(日)、23日(土)、24日(日)午前9時~10時(5日は午後6時~7時)2月3日(日)午前9時~10時2月24日(日)午前10時~正午 

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【期 間】2019年1月20日(日)午前9時~正午 

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