地域で高める防災力
市民総合防災訓練
震度6強・風水害を想定して
市は、2018年6月9日に今津グラウンドと今津運動公園体育館で、大規模地震・風水害を想定した市民総合防災訓練を行いました。この訓練は、地域住民や消防署、警察署などとの協力体制を確認し、防災に対する意識や災害への対応力を向上させるために実施されています。
グラウンドでは、倒壊家屋・事故車両からの救助訓練やヘリコプターによる屋上からの救出訓練、地震により遮断された電気・ガス・水道の復旧訓練などが行われました。
地域が主体の避難所運営
災害時は、自らの命や地域の安全は自分たちで守る、「自助・共助」の意識が重要です。体育館では、今津校区住民や博多あん・あんリーダー会、県看護協会などが参加し、住民による避難所の開設・運営の訓練が行われました。
避難場所の安全点検や役割分担、授乳室の設置、トラブルが起きにくいスペースの分け方などを体験しました。また、段ボールベッドや物干しざおと毛布を使った担架、ガラスやがれきが散乱したときに使える新聞紙スリッパの作り方など、避難所での生活に役立つ知識も学びました。
今津校区自治協議会会長の古藤英俊さん(70)は「新聞紙スリッパなどはとても実践的で、災害時に生かせることが盛り込まれた訓練でした」と話しました。
【問い合わせ先】西区総務課
電話 092-895-7037
FAX 092-882-2137